
滝が流れる池を擁す美しい日本庭園を眺めながら、伝統的会席料理から
四季折々の吟味素材を使用した一品料理まで楽しめる日本料理 『雲海』。
ここで、佐賀県嬉野にて受け継がれてきた3つの歴史的文化(「嬉野茶」、「肥前吉田焼」「嬉野温泉」)をつなぐ新たなプロジェクト『嬉野茶時(うれしのちゃどき)』より、ティーセレモニーを担う嬉野茶生産者7人を招聘し、
日本料理『雲海』の独創的かつ繊細なお料理とコラボした特別賞味会が開催されました。
イベントは終了しましたが、嬉野茶とのマリアージュを楽しむ特別会席コース(夜)・特別御前(昼)は
3月15日(木)まで召し上がれます。 (メニュー及び金額は後に記載しています)

ティーセレモニーを担う7名の嬉野茶葉生産者
500年以上の歴史を誇る嬉野茶の生産者7名を招き、
特別調合した嬉野茶を新感覚な淹れ方で魅せるティーセレモニーを拝見しました。

セレモニー台には、釜の他に分銅や漏斗のような専用茶器(湯冷まし)が並んでいます。
まるで理科の実験のよう♪ わくわくします。

丹精込めて育てたお茶を一番美味しく淹れるために、分銅で丁寧に量ります。
釜から柄杓でお湯をすくい、適温になるまで湯冷ましに移していく所作がたおやかで美しい。
静謐な空間に響く、お湯を注ぐ音色。
先ほどまで高鳴った心がす~っと鎮まります。
この専用湯冷ましは非常に効率的で、
煎茶はお湯を60℃まで下げるため、端から端までお湯を移しかえ冷ましていきます。
ほうじ茶は80~90℃が適温のため、二番目の器まで・・など、
茶種に合わせて温度と抽出時間を調整できる優れもの。
だいたい抽出時間は2分だそうです。


食前茶 『氷出し 浅蒸し煎茶』 永尾豊裕園 永尾裕也 作
全国品評会に出展された茶葉を急須に入れ、氷でじっくり抽出。
茶葉の濃い緑色を想像していましたが、注ぐと薄黄色のやわらかな色味。
一口飲んで、はっとする旨味。
豊かでまろやか。

運ばれてきた器の姿に息をのむ。
孫悟空がのってるような雲の器、なんて可愛いんでしょう。
食前茶の器とともに、肥前吉田焼は自由度があってアートのよう。

オープン♪
色彩豊かで美しい♡ 雲の中は佐賀牛でした♪

焙烙の器に季節の一口いろいろ
器に入っているのは、嬉野茶で茶振りをした海鼠(ナマコ)このこ和え。 クニュクニュと素敵な食感。
蛸の大船煮もやわらかく、味のしみた大根の器まで歯の弱い人でも美味しくいただけます。

和多屋別荘嬉野温泉豆腐徳利蒸しと芽吹き野菜 塩ぽんず
湯葉のような蒸し豆腐の上に、春がのっています。
雪からひょっこり山野草が芽吹いているよう。
薬味をのせて塩ぽんずをかけていただきます。

佐賀牛茶香
茶香を含ませた佐賀牛の脂が上品なこと♡
嬉野茶の抹茶塩でいただきました。

左:玄米茶 右:釜炒り茶
選べる食中茶は7種類。全て農園と生産者の名前が入っています。
温茶
煎茶(奥ゆたか使用、深い甘みが特徴)、紅茶(日本の品種で作った紅茶はえぐみ使用)、玄米茶(無農薬栽培の棚田米を自家焙煎した玄米使用)、釜炒り茶(嬉野茶のルーツ、香ばしい釜香が特徴)、烏龍茶(希少な国産烏龍茶、花のような爽やかな香り)
※冷茶
柚緑茶(嬉野産柚子を煎茶にブレンド)、青ほうじ茶(特上煎茶を強火で焙煎、緑茶とほうじ茶両方の香りが楽しめます)

ふぐ 極上の嬉野茶漬け
海鼠、佐賀牛の次はフグですよ! なんと豪華なランチなんでしょう。
ふぐの旨味をたっぷり含んだスープを河豚のお刺身にかけていただく極上のフグ茶漬け。

肉厚のふぐが新鮮プリップリ♪ ごまだれとふぐのスープがまろやか濃くて、幸せの一杯に。

嬉野濃厚挽茶の水菓子
水菓子は当然、お茶スイーツ♪
色鮮やかで華やかなグラデーションですね。
最中の皮に挟まれた嬉野挽茶アイスは、 ショコラで例えるなら高カカオのビターテイスト。
ただ濃いだけでなく、しっかりと素材の力強さを主張しています。
一番左、酸味ほんのり“うめ香羊羹”もみずみずしく、その個性的な味わいは水羊羹ファンも唸ります。

食後茶
最後のお茶は、生産者様が各テーブルにまわり、匠の技で美味しい一杯を淹れてくれました。
達人が淹れるお茶はこうも違うのか!と、そのふくよかな香り旨みに感動。
普段は酒党ですが、これからは茶党になろうかな^^♪
ANAインターコンチネンタルホテルは、次々と素晴らしい豪華イベントを開催されるので
HPは頻繁にチェックした方がいいですよ。
http://anaintercontinental-tokyo.jp/
今回いただいたのは、昼の特別御前(6,102円)
嬉野茶と税・サービス料含んでこの価格はお得です!
夜の特別会席コースは、とらふぐを始め豪華食材が多数(20,747円)。
3F雲海にて 3月15日までの提供です。
≪関連イベント≫
2F アトリウムラウンジにて、嬉野ティーセット(2,000円)
2Fピエール・ガニエール パン・エ・ガトーにて、
特別ブレンドの嬉野茶(温茶・冷茶)を1杯700円で販売。
関連ランキング:懐石・会席料理 | 六本木一丁目駅、溜池山王駅、赤坂駅
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